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カウンセラーの威厳・カリスマ性

こんにちは。
昨日は、NPO法人IATH(日本心理療法士協会・日本フラワーハートセラピスト協会)のセミナーでした。
ご参加くださった方々、ありがとうございました。

これはセミナーではお話ししませんでしたが、「風景構成法のセミナー」は、私にとってある意味特別な位置づけにあります。
それは、苦い思い出から始まりました。
心理学科を卒業してすぐの頃、職場の先輩からお誘いを受けました。「今通っているアートセラピーのスクールの次の授業で、風景構成法をするので、そのときのクライエント役に誰か一人同伴者が必要なのだけど、どうですか?」と。興味があったので、ありがたくお誘いをお受けしました。
当日行ってみると、受講生20人くらいとその同伴者約20人、スクールのスタッフさんらしき人5人くらいが、集まっていました。
スタッフさんから簡単な手順の説明があった後、ペアでお互いにセラピスト役とクライエント役を経験しました。
すると、突然、荘厳な音楽が流れてきて、スタッフさんの動きがそわそわしてきました。先輩が「アートセラピストの先生がいらっしゃるのよ」と教えてくれました。
ロングドレスの先生が現れると、スタッフさんが恭しくお迎えし、「これから、ありがたいことに、先生が一人ずつミニセラピーをして下さるそうです。とても貴重な経験になりますよ」と、一番前の席の人に前に出てくるように言いました。
このあたりから、違和感を覚えたのですが、プロのアートセラピストの先生がどんな風にセラピーをされるのか、他の人たちがどんな作品を描いたのか、知りたい気持ちの方が勝りました。
一番目の人が前に立つと、先生は作品をみんなに見せるよう指示しました。それから、解釈が始まりました。「○○が△△のように描かれていますので、あなたは今□□の状態です」「あなたの性格は、~ですね」。
あまりの断定的な言い方に、ここではっきり「違う」「おかしい」と認識しました。
一人につき2分くらいで、一方的に先生の解釈が進んでいきます。そして私の番に。本当は拒否したい気持ちでしたが、他の人の作品を見せてもらっている手前、自分だけ拒否することもできず、前に立ちました。
やはり、先生は断定的に解釈をされます。思いきって、「先生、でも…」と言いかけると、「最後までお聞きなさい」とたしなめられました。先生の解釈が終わったところで、「先生の解釈では○○ということだったのですが、私自身ではそれがどうもしっくりきません…」再度勇気を振り絞って言いかけると、「今はあなたのセラピーをする時間ではありません。あなたにはセラピーが必要だと思われますので、あとでセラピーの予約をお取りください」と・・・。
偉い先生にたてつく問題児とみなされたのでしょうか。実際、先生に対する違和感や反感があったのですが・・・。私は、50人近くいる人たちの前で全否定された、と感じました。悲しみと怒りとが湧き上がってはきましたが、これ以上言っても無駄だという諦めの方が強く、そのまま席に戻りました。

誘ってくれた先輩はその後も受講する授業が残っていたので、先輩のメンツを潰すことになったのでは、という申し訳ない気持ちはあったものの、あの場で黙っていることは、どうしてもできませんでした。セラピストって、こんな感じなの???このスクールで学んでいる人たちは、これが凄いアートセラピストなのだと教えられるの???そして、このようなアートセラピストが増産されるの???「違うと思う」という気持ちを表出したかった・・・でも途中で引っ込めてしまった・・・
色々な気持ちが、何日間も持続して、やがて、「セラピスト・カウンセラーのあり方」について、真剣に考えるようになりました。

苦い思い出から始まりましたが、あのセミナーの経験があったことで、自分はどういうカウンセラーを目指すのかを考えることができました。そういう意味で、「風景構成法のセミナー」は、私にとって特別なものなのです。

講師やカウンセラーの威厳やカリスマ性は、受講生やクライエントに夢や希望を持ってもらえるために、ある程度は必要なのだと思います。まったく尊敬できないような人には、講義やカウンセリングをしてもらいたいとは思わないでしょうから。
ただ、講師やカウンセラーという立場は、いくら気をつけていても、受講生やクライエントに対して上の立場になってしまいます。だからこそ、自分が上から目線になっていないか、権威的になっていないか、を自己チェックすることが大切なのだと考えています。
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[ 2016/10/24 13:09 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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