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脚本分析25(禁止令)

①自分のことが大嫌い

②自分を痛めつけることをしてしまう

③危ないことを平気でやってしまう

④自分が存在していることに罪悪感を感じている

⑤消えてしまいたいという気持ちがずっとある


これらは、「存在するな」の禁止令(インジャンクション)に縛られている状態の例です。
自分の命を粗末にする感情や行動の奥には、「自分は存在していてはいけないんだ」という無意識の決断(禁止令)がある、と交流分析では考えます。

「存在するな」は、禁止令(インジャンクション)の中で最も破壊力の大きい禁止令です。
と同時に、脚本分析をしている多くの人々が自身の中にそれを見つける禁止令でもあります。
死は、小さい子どもにとって、大人よりも近くにあるものと考えられています。自分ひとりでは生きていけない恐怖心、心の中で思うことが実際の現実だと思ってしまう認知傾向、そういったものが、小さな子どもに死を身近なものにしているようです。
そこで、大人にとっては大したことでなくても、小さい子どもにとっては、死に結び付くようなおおごとであったりもします。
大人にとってはちょっとしたことでも、子どもはそれを「存在するな(死んでしまえ)」というメッセージとして受け取り、禁止令にしてしまうこともあります。
もちろん、おそらく誰でも死を関連付けてしまうような、明白なメッセージを持った非言語的及び言語的なメッセージが、禁止令の材料になっていることもあります。


「存在するな」の禁止令(インジャンクション)の材料となりやすいものは、例えば次のようなものです。

①疲れている母親が、ため息をつきながら授乳する

②妻を子どもに盗られたくない夫(父親)が、不機嫌そうにしている

③母親の、3歳だった時に弟が生まれて「親の愛情を全部、赤ちゃんに持っていかれる。赤ちゃんなんかいなければいいのに」と感じた気持ちが、無意識のうちに、今、子どもに対して、向いている

④「育児・出産のせいで仕事を辞めなければならなかった」と、母親が悔しく思っている

⑤離婚したいが、子どものために我慢して不幸な結婚生活を続けている

⑥養育者が安定せず、次から次へと替わる

⑦虐待

⑧いじめ

⑨「兄弟なんかいなければよかった」と思っていたら本当に死んでしまった

⑩親の自殺


禁止令(インジャンクション)は、バーンは養育者によって与えられるもの、としていましたが、グールディングは、子ども自身が養育者やそれ以外の人物から感じとり自分のものにしたもの、としています。同じ親の態度であったとしても、それをもとに自分の禁止令にしている子どももいれば、禁止令にしていない子どももいる、という考え方です。

親によって一方的に与えられたのではなく、親の態度等を材料にして自分自身で作り上げたもの、と考えるならば、自分自身でそれを崩すことも可能ですね。

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[ 2016/09/28 12:27 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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