FC2ブログ

心理ゲーム35

心理ゲームを見極めるために役に立つのが、バーンによる「ゲームの公式(フォーミュラ”G")」です。
つまり、心理ゲームは次のような形式・進行を持つとされています。

Con + Gimmick →Response→SWitch→Cross-up→Pay off

日本語にすると以下のようになります(色々な訳され方がありますが)。

仕掛け人(餌)+乗る人(弱み)→反応→転換→混乱→結末(報酬)

少し解説しましょう。

「仕掛け人」と「乗る人」が揃って初めて心理ゲームが成り立つということは、これまで再三述べてきました(一人で行なうものはラケット行動と言います)。

ゲームを仕掛ける人には、そのゲームをせずにはいられない無意識の動機があります。これが「Con(餌)」です。

そしてまた、ゲームに乗る人にも、そのゲームに乗らずにはいられない無意識の動機があります。これが「Gimmick(弱み)です。

それぞれに無意識の人生脚本のストーリーに沿って行動してしまう複数の人間が織りなすのが、心理ゲームなのです。

最初のうちのやりとりは、ごくごく普通な感じなのですが、NOT-OKの本音がずっと潜んでいます。ここが、「Response(反応)」の部分です。

そうしたもっともらしいけれど棘(NOT-OK)を隠したやりとりも、やがて、棘が表面に現れてきます。ここが、「Switch(転換)」の部分です。
「Switch(転換)」では、それまでの一見スムーズなやりとりが途切れて、「カープマンの三角形」(後日説明します)で言うところの、「迫害者」「犠牲者」「救援者」の役割が交代します。
例えば、それまで「犠牲者」として自身の悩みを相談していた人が「迫害者」となって相手を否定したり、「救援者」としてアドバイスしていた人が否定されて「犠牲者」となったりします。

すると、それぞれに、もやっとした気持ちが起こってきます。これが、「Cross-up(混乱)」部分です。

そして、最後に、ゲームを始める前から実は用意されていた「Pay-off(結末)」にたどり着くのです。
ここで、無意識に当人たちが欲しがっていた報酬(ラケット感情)を手に入れて、いったんゲームは終了となります。
しかし、無意識にまた新たな報酬(ラケット感情)を欲して、次の同じようなゲームを始めるのです。







スポンサーサイト



[ 2019/12/07 12:08 ] 未分類 | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

検索フォーム
カテゴリ