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プラス思考は苦手でも

どんなことでもプラス思考で考えられたら、どんなに楽でしょう。
YG(矢田部ギルフォード性格検査)という心理検査で測れる特性の1つに「抑うつ性」というのがあります。これが高いと、「無気力」「虚脱感」が大きいということになるのですが、一方で、「適度な問題意識」や「創造性」があるということにもなります。マイナスに考えて悩んでしまうのは、苦しいことではありますが、悩むからこそ、次の何かを創造することができるのです。
マイナス思考でもOK。
マイナス思考の強い方が無理やりプラス思考をしようとすると、逆に問題をこじらせたり苦しさが増したりなんてこともありますから、マイナス思考の強い方はどうぞマイナス思考のままで。
ただ1つお願いがあります。
それは、「1つの考えだけにとらわれないでください」ということです。
1つの考えにがんじがらめになっていると、次の何かを創造するということができなくなります。ある物事について、1つの考えだけでなく、できるだけ多くの違う角度からの考えを探してください。
「愚図でのろまだ」と思い悩んでいる性格は、別角度から見ると、「情報を収集してから行動する」ことだったり、「丁寧である」ことだったりします。先ほどの「抑うつ性」が「無気力」でも「創造性」でもあるように、1つの物事には色々な側面があります。
性格だけではありません。例えば、「職場で同僚に挨拶したけど返しがなかった」という出来事。
マイナス思考の強い人が無理やりプラス思考しようとすると、「挨拶の返しがないのは、そういう儀礼的なことを必要としない親密な間柄だからだ」となるかもしれません。その結果、実は「昨日その人に頼まれた仕事をやり忘れて帰ってしまった」という事実を思い出さないままフレンドリーに話しかけて、さらに状況が悪化する、ということになったりします。
マイナス思考の人が、マイナス思考でまず最初に「嫌われたのかも」と考えます。ずっとその最初の考えに縛られていると、やがて「嫌われたんだ」「あの人とはもう二度とうまくやっていけないに違いない」と、考えが極端にマイナス方向に進み、そこでフリーズ、すごく落ち込んで、「もう何もできない」、となってしまいます。
一方で、最初のマイナス思考「嫌われたのかも」の後、できるだけ色々な視点で、色々な可能性を探ります。「機嫌が悪いのかも」「何か考え事をしていて私のことどころじゃないのかも」「聞こえなかったのかも」・・・・多角的に見ていくうちに、思考は、マイナスの感情を伴わない客観的な思考に変化していきます。
1つの側面だけでなく、できるだけ多くの側面から、その物事を見ることができたら、苦しい膠着状態から一歩、新しいステップを踏み出すことができるのです。
「多角的に見る」。どうぞお試しあれ。
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[ 2016/05/25 11:35 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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