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イメージの力

今、『自己治癒力を高める』(川村 則行  講談社  1998年)という本を、何年かぶりに読み返しています。
この本の中に、脳腫瘍を患った少年の実話がありますので、引用します。

・・・彼は自分のがん病巣を黒い塊としてイメージし、それを敵に見立てて戦闘機で攻撃するという想像を毎日毎日繰り返していたのだそうです。すると、ある日からいつもイメージしていた黒い塊の敵がいなくなりました。がんばって頭の中にイメージを浮かばせようとするのですが、うまくいきません。そのことを知った親が医師に頼んで検査してみると、驚いたことにがん病巣が消えていたという話です。・・・

イメージの力って、不思議ですね。

そういえば、こんな実験もありました。
バスケットボール未経験の学生たちが被験者です。
1つのグループには、毎日フリースロー(シュート)の練習をしてもらいます。
別のグループには、何もしないでいてもらいます。
もう1つ別のグループには、毎日、フリースローがきれいに決まっているところをリアルにイメージしてもらいます(体を使った実際の練習はしません)。
何日か後に効果測定すると、何もしなかったグループは、初めのときと何ら変化はありませんでした。
練習をしてもらったグループは、フリースローの成功率が上がりました。
そして、イメージトレーニングをしてもらったグループも、実際に練習したグループと同じくらい成功率が上がっていた、という結果です。
実際には何もしていないのに練習したのと同じような結果が出たのは、頭の中で思い描いたイメージに失敗が含まれていなかったから、と言われています。
また、フリースローがうまく決まらない失敗のイメージトレーニングをしてもらうと、最初よりフリースローの成功率が下がってしまった、という話もあります。

ダメージを少なくするために悪い出来事を予測している、というあなた。
あなたの予測は、成功のイメージトレーニングになっていますか?
プレゼンテーションで緊張して、しどろもどろになって、失敗してしまって、上司からこっぴどく怒られる・・・
これだと、わざわざ失敗のイメージトレーニングを積んでいることになります。
失敗ではなく成功のイメージトレーニングをしましょう。
プレゼンテーションで緊張して、緊張していることにはっと気づいて、1つ大きな深呼吸をする、一人一人の目を見る、そうしたら落ち着いて、1つ1つをきちんと説明できた・・・
こんな感じで、ストレス対処で成功している自分をリアルにイメージすることに、取り組んでください。

もし、そんな肯定的なイメージは無理だ、ということでしたら、もっと深いところから、カウンセリングで取り組んでいきましょう。
あなたにしかわからないことって、たくさんあると思います。お役に立てれば、ということで持っている知識を紹介していますが、結局のところ、自分を100%理解して自分を変えられる可能性を持っているのは、あなただけです。その可能性を開花するお手伝いが、本当のカウンセラーの仕事だと私は思っています。
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[ 2016/07/21 09:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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