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心の栄養素ストローク21

30歳で初めて専門学校の教壇に立ったとき、私は、望まない否定的ストロークを学生たちとの間でやりとりすることに、疲れていました。
「つまんない!」学校で用意された教科書に沿って説明していると、多くの学生から不満の声が。
そして、授業とは全く関係のない私語が飛び交うことに。
「静かにしなさい!」注意しても、一時静まるだけで、またしてもうるさくなってくる。
勢い、注意の連続となり、授業が進まない。
真面目に授業を聴こうとしている学生たちも、不満顔に。

このとき、私は、「従来通りの講義形式に拘る必要性はない」と判断し、授業スタイルを変えてしまいました。
個人ワークとグループワークを中心とした授業。
それまで口頭で説明していた教科書に載っていない内容は、資料プリントとして配布。

すると、見る見る変化が。
学生たちが生き生きと授業参加するように。
真面目な学生たちも、効率よく授業を受けられると、ほっとした顔に。
そして、私自身、「静かに!」の否定的ストロークを発する必要がなくなり、心穏やかに。
望んでいた肯定的ストロークのやりとりに移行できたのでした。

同じような状況で、別の先生は、私とは違う方法をとりました。
「私の授業はつまらない授業だ。社会に出たら、楽しいことだけやって生きられるというものではない。つまらないと思うことにもきちんと取り組まなければならなくなる。だから、私の授業は、あなたたちが社会に出てつまらないことにも耐えられる力をつけるための修行だと思って、取り組んでほしい。私語には「うるさい!」と注意するし、寝ていたら起こす。座禅で喝を入れてもらう、それと同じだと受け取ってほしい」と宣言、従来通りの授業スタイルを貫いたそうです。
この先生は、考え方を変えて、否定的ストロークを肯定的ストロークとして意味づけることで、否定的ストロークを連射しなければいけないストレスをストレスではなくしたのです。
学生たちもおそらく、先生の熱意を受けて、注意を否定的ストロークとしてではなく肯定的ストロークとして受けとることができたのでしょう。その先生は学生たちに人気でした。

また別の先生は、「こんなストレスが溜まる仕事はやっていられない」と、契約期間が切れると更新せずに去っていきました。
環境を変えることで、望まないストロークのやりとりを止めたのです。

人それぞれ、考え方を変える、行動を変える、環境を変える。
何かを変えることで望まないストロークから離れることができるのです。
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[ 2018/07/21 09:14 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)
やりたいようにやればいいと思いました。ただし学長やお偉いさんが寛大な組織でなければ自分の首がすっ飛びます。
[ 2018/07/21 19:51 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> やりたいようにやればいいと思いました。ただし学長やお偉いさんが寛大な組織でなければ自分の首がすっ飛びます。

senri32様

そうですよね。自分のやりたいようにやっていいんです。
ありがたいことに、私のいた組織は自由裁量のきくところでしたので、より楽に好きなように自分の行動を変えることができました。
[ 2018/07/22 11:08 ] [ 編集 ]
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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