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ストレス対処

あなたは、ストレスだなあと感じたとき、どんな行動をとっていますか?

このテーマで、かつて専門学校で授業を担当していたとき、グループで情報を交換するワークをよく行っていました。
学生さんたちの感想で多かったのは、「みんなよく似たようなことをしてストレス発散しているんだなあと思った」「これは自分ならではのストレス対処法だと改めて実感した」「なるほど、そんな対処法もあったんだと勉強になった」「友達の何気ないいつもの行動が、実は彼のストレス対処法だったんだと知って、驚いた」などでした。
人と話すことで、ストレス対処の新しい選択肢が増えることもありますし、自分についての気づきがあったり、ストレスを感じているのは自分だけではないんだとわかったりします。できたら、誰かと雑談の1つとしてでも話してみてください。

さて、昨日お話ししたラザルスとフォルクマンは、コーピング(ストレス対処行動)を、次のように定義しています。
「重荷に感じ自己の能力を超えていると感じる環境または自己の内界に起きる問題に対して、絶えず行われている精神的あるいは行動による努力」。
そして、コーピングには、「問題中心対処(problem-focused coping)」と「情緒中心対処(emotion-focused coping)」があるとしました。そして、『WCCLコーピングスケール』を作成しました。
日本語版WCCLコーピングスケールから、そのいくつかをご紹介しますので、自分がどのコーピングをよく使っているか、使っていないのはどれかを、考えてみてください。

A・経験に照らし合わせて解決方法を考える。
 ・出来事の状況をもっと詳しく調べる。
 ・問題解決のために積極的行動にでる。

B・その出来事にプラスの面を見つける。
 ・どうにかなると考え、心配しないようにする。
 ・最良でなく、その次によいことでも受け入れる。

C・その問題について誰かに話して情報を得る。
 ・信頼できる人にアドバイスしてもらう。
 ・誰かに共感や理解を求める。

D・自分自身を責める。
 ・自分自身を批判する。
 ・自分がもっと強い人間だったらと考える。

E・いやな経験が消えてしまえばよいと考える。
 ・よい時のことばかり思い出している。
 ・ああなったら、こうなったらと仮定のことばかり夢見ている。

F・人に当たって気分を紛らわす。
 ・食べることで緊張を和らげようとする。
 ・問題の原因である人に対して腹を立てる。

いかがでしたか?
Aは「問題解決」
Bは「積極的認知対処」
Cは「ソーシャルサポート」
Dは「自責」
Eは「希望的観測」
Fは「回避」   です。

A「問題解決」は「問題中心対処」、B~Fは「情緒中心対処」です。

そして、A「問題解決」・B「積極的認知対処」・C「ソーシャルサポート」は、できるだけ多く用いることが望ましく、D「自責」・E「希望的観測」・F「回避」は、かえってストレスを強めてしまう傾向があり、あまり使わない方がよい、とされています。

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[ 2016/07/15 08:58 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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