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ラケットシステム5

Bちゃんの物語第三章。

「甘え下手だな」とBさんは自分のことをそう思うことがあります。
「どうしても彼氏に会いたい」と思う時が、時々あるけれど、自分からはなかなか連絡が出来ません。
たまに、思い切って、彼氏に電話をしますが、そんな時に限ってかどうか、留守電になってしまいます。
「今、どこ?」とメールもしましたが、すぐには返信がありません。
しばらく経って、彼氏から電話がかかってきました。
彼氏の声を聞くや否や、罵声がほとばしります。
「なんですぐにかけなおしてくれなかったの!」
「ごめん。職場の人たちと呑んでたんだ」
彼氏の言い訳に、Bちゃんの「癇癪」はさらにヒートアップします。
「若い女の子も居たんでしょ!」
「…」
「ほらねやっぱりだ。私なんかより若くて可愛い子と、私のことなんか思いっきり無視して、楽しく呑んでたんでしょうよ(泣き)」
「泣くなよ、ウザい」
彼氏がボソッと言った一言で、Bちゃんは、さらに深い深い孤独の闇に落ちていくのでした・・・

大人になったBちゃんですが、時々こんなふうに、まるで子どもみたいなことをしてしまいます。
そして、心の中で、例の「脚本の信条」を唱えては、それが正しいことを確認し強めているのです。
(私は、取るに足らない存在だ。なぜなら、私は、若くないし可愛らしくないから)
(他者は、若くないし可愛らしくない私のことなんかを愛してくれるはずがない)
(人生って、孤独・・・)

子どもの頃に、自分の欲求やありのままの感情を受け入れてもらえない時に、それがどうしてなのか自分を納得させるために作った理由付け=脚本の信条を、修正することなく、これまでに何度も何度も繰り返し確認し強化してきた今、Bちゃんの脚本の信条は、とても固くなっています。

彼氏との関係に悩んだBちゃんは、カウンセリングルームを訪れることにしました。次章に続く。






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[ 2018/03/14 08:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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