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ラケットシステム2

自分を不幸に導き不幸の中に閉じ込めるディスカウント(値引き)の環、「ラケットシステム」は、放っておくと、その3つの構成要素の相互強化作用によって、増強し続ける厄介なものである、と前回お話ししました。
けれども、ぞの無限とも思われるディスカウント(値引き)の増強システムを停止させる方法もあるのです。

それは、「ラケットシステム」の3つの構成要素が、互いに関連していること、さらに言えば互いに依存しあっていることが、このシステムの弱点にもなり得る、ということに目を向けた方法です。

自分・他者・人生についての否定的な思い込み(脚本の信条と感情)、その思い込みに支配されている行動・思考・感情の表出(ラケット的表出)、その思い込みが真実である証拠として蓄積され回想される記憶(強化記憶)。
この3つの構成要素のどれか1つでも、システムから剥がれ落ちるならば、システム全体も機能しなくなる、というものです。

否定的な思い込み(脚本の信条と感情)が剥がれ落ちれば、それに支配されていた行動・思考・感情(ラケット的表出)も動きを止める他なくなるし、それが正しいという前提で蓄えていた記憶(強化記憶)も意味のないものとならざるを得ないでしょう。

「ラケット的表出」が剥がれ落ちれば、その礎となっていた「脚本の信条と感情」がぐらつきいずれ崩壊することになるし、「強化記憶」も新しい記憶を補充することが出来なくなり弱体化しいずれは消滅していくことになるでしょう。

「強化記憶」が剥がれ落ちれば、真実であると証言してくれる相手を失った「脚本の信条と感情」も虚ろなものとなり、「ラケット的表出」も勢いをそがれ消えていくことになるでしょう。

互いに関連し依存しあっているからこそ、強めあうことも出来れば、弱めあうことも出来る、このことを利用した介入方法です。

3つの構成要素のうち、どこからでも、やりやすいところから、システムから剥がれ落ちるよう切り崩していけばよいのです。

また、一気に切り崩さなくても、少しずつ少しずつ切り崩していくことで、その要素も他の要素も弱体化していきます。そして結果として、全体のシステム(ラケットシステム)も弱いものになっていきます。

具体的には、その要素が頑なに抱いているディスカウント(値引き)を正していく、ということになります。
それをするために、まずは、その要素のディスカウント(値引き)の在りようを直視していくことが必要です。


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[ 2018/03/06 11:41 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)
子供のころは貧乏丸出しでしたが、自分が不幸だなんてこれっぼっちも思ったことはありません。「同情するなら金をくれー」なんて名言ありましたけどあれっていったいどっちなんでしょうか。私はあの子が貧乏だからだと思ってます。
[ 2018/03/07 16:27 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 子供のころは貧乏丸出しでしたが、自分が不幸だなんてこれっぼっちも思ったことはありません。「同情するなら金をくれー」なんて名言ありましたけどあれっていったいどっちなんでしょうか。私はあの子が貧乏だからだと思ってます。

senri32様

こんにちは。

「同情するなら金をくれ~」懐かしいですねえ。
でも、あのドラマ、実は見ていなかったんですよね。だから、なんとも言えません、ハイ。

「不幸だなんてこれっぽっちも思ったことがない」・・・逞しく、お幸せに、お育ちになられたのですね。
[ 2018/03/07 16:55 ] [ 編集 ]
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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