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ディスカウント8

子 「ねえ、〇〇買ってよ。皆〇〇を持ってるんだから、僕にも買って」
親 「皆持ってるの?」
子 「そうだよ。皆持ってる」
親 「皆って、誰と誰?」
子 「Aちゃんも持ってるし、Bちゃんも持ってるし、Cちゃんも持ってる」
親 「Dちゃんは」
子 「…」
親 「Eちゃんは?」
子 「…」
親 「Fちゃんは?」
子 「…」
親 「DちゃんとEちゃんとFちゃんは、〇〇を持ってないんだね?」
子 「うん」

こんなやり取りに覚えはありませんか?

さて、ここで親が子どもを怒っても、あまり意味はないですね。
子どもは、「皆が〇〇を持っている」と嘘をついて親を騙そうとした、というわけでは、たぶんないのです。

そうです。
この前からお話している確証バイアスによるディスカウント(値引き)が起こっていた、ということなのです。
子どもは、「〇〇が欲しい」という気持ちで頭の中がいっぱいになって、〇〇を持っているお友達のことばかりが目について、〇〇を持っていないお友達のことは眼中になかったのです。

「皆~」という言葉は、往々にして、ディスカウント(値引き)をしているときに出てくる言葉です。
子どもに限らず、大人でも、「皆~」という言葉を使いますね。

「会社の奴らは皆、仕事をなめている」
「男なんて皆、いつかは裏切るのよ」
「人間なんて皆、所詮は欲の塊に過ぎない」
「皆、あなたのせいで迷惑を被っているのです」
「皆、私のことを嫌っている」・・・

「皆~」の裏返し、「誰も~ない」という言葉も、ディスカウント(値引き)の言葉です。

「誰も、私のことをわかってくれない」
「先生なんて誰も、信用しちゃいけない」
「誰も、あなたの言うことを信じませんよ」・・・

「皆~」「誰も~」という言葉がつい口に出たら、ディスカウント(値引き)をしていないかを内省するチャンス到来です。
このようなディスカウント(値引き)の手がかりとなる言葉は、他にもあります。
それはまた次回に。
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[ 2017/09/24 15:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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