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ラケット感情15

「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐れ」という「本物の感情(真実の感情)」の代わりに感じ表出するようになった感情のことを、「ラケット感情」と言いました。
どのようにしてラケット感情が作られるのかという事例も、いくつか紹介してきました。
そして、ラケット感情には、本物の感情が持つ問題解決力は無く、いつまでも完結することなくその感情を味わい続けるという特徴があることも、説明してきました。

今日は、少し学術的に(?)、ラケット感情が交流分析の学者によってどのように定義づけられているのかを、ご紹介したいと思います。
『新しい交流分析の実際』(杉田峰康著 創元社 2006年)に、よくまとまっていますので、引用させていただきます。( )内は学者名です。

☆ラケット感情の定義

・「人がゲームを演じるとき、その結末として決まって味わう感情、また、その不快な感情に浸る傾向」(バーン)
(坂田注釈:ここでいう「ゲーム」は、遊びのゲームではなく、Aの気づきなしに何度か同じパターンで行われる他者とのこじれた交流のことをいいます)

・「幼時に、親の愛情を得る手段として形成された一種の条件反射で、その後の人生において持続するもの」(バーン)

・「慢性的で、定型化された不快な感情」(グールディング)

・「適切でない感じ方」(デュセイ)

・「いろいろなストレス状況で経験されるなじみ深い感情であり、子ども時代に学習され奨励されたもので成人の問題解決の手段としては不適切なもの」(スチュアート、ジョインズ)

・「真実な自然感情をカムフラージュした人工的な感情」(イングリッシュ)


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[ 2017/07/10 11:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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