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人生態度11

前回のお話で、Eちゃんは、「恐れ」を感じている自分は親に認めてもらえないNOT-OKな存在であると感じ、親に認められる自分であるために「優越感」という「第3の立場」にお馴染みのラケット感情を身に付けました。

交流分析では、人生態度の「第3の立場(私はOK、あなたはOKでない)」は、「第2の立場(私はOKでない、あなたはOK)」の防衛的立場、裏返しの立場である、としています。

別の例でも考えてみましょう。

優秀な兄と自分を比較して、「自分はNOT-OKである」と感じ、そのままその価値づけを定着させたら、その人の基本的構えは「第2の立場」になります。
一方、「お兄ちゃんばかり褒めるのは、親が自分の良さに気づかないからだ。親は馬鹿だ(私はOK、あなたはOKでない)」と「第3の立場」にすりかえるケースも出てきます。やがて、その価値づけは、親に対してだけでなく、お友達や学校の先生、仕事仲間へと、拡大していきます。
いじめ、悪口、居丈高な態度・・・これらは、典型的な「第3の立場」の行動ですが、その行動の奥には、自分はNOT-OKであり、親(他者)に認めてもらえない、という心の傷がある、という考え方です。

アドラーの個人心理学でも、「優越コンプレックス」は「劣等コンプレックス」の変形である、と考えます(アドラーのお話はまたいつかゆっくりお話ししますね)。

実際、カウンセリングで、「第3の立場」で他者否定をしていた方が、ある時期から自己否定の「第2の立場」に移行されることが、よく起こります。そして、その後に「第1の立場(自己肯定、他者肯定)」へと進まれます。

「自分はNOT-OKである」、という傷つきは、ほぼ人類全員が持つ共通項なのかもしれません。



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[ 2017/06/16 11:49 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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