FC2ブログ

ラケット感情2

Aちゃんの場合。

お気に入りの玩具が壊れて、悲しくて思わず涙がポロリ。
それを見ていたお母さんが一言。「たかが玩具の1つや2つで泣くなんて貧乏くさい。みっともないからやめてよね」。
手足をバタバタさせて玩具を投げつけ大声をあげて泣いたら、お母さんが「わかった。わかった。もう泣かないで」と抱っこしてくれました。

飼っていた金魚が死んだ時も、お友達が引っ越していってしまった時も、悲しくなると、お母さんが不機嫌に。
癇癪を起こしたら、抱っこしてくれました。

こんなことが積み重なって・・・

いつしかAちゃんは、悲しい時に、悲しい気持ちを感じて表現する代わりに、癇癪を起こすようになっていました。

「本物の感情」である「悲しみ」を抑圧し、「癇癪」を「ラケット感情(代理の感情)」として身に付けたのです。

大人になってからも、悲しいことがあると、「癇癪」を起こし、大声で泣きわめいたり物に当たったりします。
本当は「悲しい」のですが、周りの人からは「怖い人」と見られ、理解してもらえません。
「悲しみ」が癒えることもありません。
それでも、幼い日、「悲しみ」の代わりに「癇癪」を表出してお母さんに抱っこしてもらえたように、大人になった今も、「癇癪」を表出したら受け入れてもらえるような、そんな無意識の錯覚に囚われてしまっているのです。

あなたは、「悲しみ」を「悲しみ」として感じ表現できていますか?
スポンサーサイト



[ 2017/05/29 13:10 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

検索フォーム
カテゴリ