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対話分析6

例 ) 先生と生徒の対話
    Eさん「また遅刻か。しっかりしろよ」
    Fさん「すみません。気をつけます」
    Eさん「謝ったら済むと思っているなら大間違いだぞ」
    Fさん「はい」
    Eさん「返事だけ言葉だけ良くても、ダメだ」
    Fさん「はい、すみません」
    Eさん「だから、『すみません』じゃ、済まないことなんだよ」
    Fさん「はい」
    Eさん「土下座するか。教壇に来い。そして、『授業を中断させて申し訳ございません』と皆に土下座して謝れ」

EさんがFさんのAC(従順な子どものような心)に向けてCP(批判的・支配的な親のような心)で叱責し、それに対してFさんは、ACでEさんのCPに向けて謝る、という相補交流で、緊張感のあるやりとりが続いています(注:このような場合、裏面の交流があることも考えられますが、ここでは少なくともFさんには裏面の交流はないこととして話を進めます)。

そして、素直に謝っても許してもらえず、土下座まで強要される状況になってしまいました。

あなたがFさんなら、どうしますか?


「土下座を強要するなんて、教師としてどうなんですか。教育委員会に訴えますよ」と、CPからEさんのACに向けて反撃する

「クラスの皆には申し訳ないと思っていますが、土下座することを皆が望んでいるとは思えません」と、AからAに向けて現実的判断を促す働きかけをする

「しくしく…」と泣く。つまり、FCからFCに向けて自然な感情によるやりとりへと転導する

等々、一方的に叱責される状況を打破する試みとして、交差交流を入れることが出来ます。


また、周りにいる誰かが、2人の対話に割り込む形で、交差交流を入れて、状況を変えることも出来ます。


Gさん「パワハラだ。体罰だ」(批判的にCPからEさんのACへ)

Hさん「個別の生徒への指導は休み時間にお願いします。私たちの貴重な授業が、既に5分中断されています」(AからEさんのAへ)

Iさん「先生怖いよ~」(FCからEさんのFCへ)

Jさん「うわっ、くっさ~。誰かおならしただろ」(FCからFCへ)
等々。


一方的に延々と攻撃を受け続ける必要はありません。
「すみません」と心から反省し謝ったなら、いつまでも怒られ責められ続ける状況から抜け出しましょう。
また、周りにいる人も、自分に出来ることで、手助けをしましょう。
その方法の1つとして、交差交流があることを、頭の片隅に置いておいてください。

ただ、相手がもし、何らかの事情により、Aが正常に働かない状態、透過性調整力が極端に弱まっている場合には、交差交流で状況を変えることは難しいかもしれません。
その場合には、即座にその場を離れて、対話を強制終了してください。

上の例では、まず教室を飛び出しましょう。
それから、職員室に飛び込んで事態を訴えましょう。
あるいは、保健室の先生やスクールカウンセラーのところに行って、相談しましょう。
あるいは、家に帰って、家族に相談しましょう。
その場から避難して、誰かに打ち明け相談してください。

危険な場から離れて、誰かに助けを求めることは、生きのびるために必要な行動です。決して恥じることではないのですよ。
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[ 2017/02/06 09:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

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