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機能分析14

ここまで、交流分析の5つの自我状態と、各自我状態が十分に機能していないときの機能アップのためのトレーニングについて、ご紹介してきました。
では、各自我状態のエネルギーが過剰でマイナス面が出ているときは、どうしたらよいのでしょう?

コントロールの方法には、質的な方法と量的な方法があります。


①質的コントロール

どうしたらよいのかと思っているあなたは、A(Adult)の働きによって、ある1つの自我状態が過剰に働いてマイナス面が出ていることに、既に気づいていますね。
そこで次にすることは、A(Adult)を働かせて、その自我状態のマイナス面の行動をその自我状態の本来の行動に置き換えることです。
例えば、「独善的・排他的に相手を非難してしまう(CPのマイナス面の行動)」ところを、A(Adult)を働かせて、「適度な正義感をもって相手を叱る(CPの本来の行動)」ことにシフトさせます。
あるいは、A(Adult)でその自我状態の働きをカバーすることです。
例えば、上記の例の場合、「事実を説明しながら相手がその行動を見直す機会を与える(Aの本来の行動)」に、これまでのCPのマイナス面の行動を置き換えることができます。


②量的コントロール

エネルギーの高い自我状態は、あなたの強みです。
十分なエネルギーがあって、必要なときにその自我状態の本来の働きを出すことが出来るのは、とても大事なことです。
せっかくのエネルギーをダウンさせる必要はありませんし、ダウンさせようとすると、心の奥から反発心が起こってきて、うまくいかないことがほとんどです。
では、どうやって、量的にコントロールするのかというと・・・

(CP+NP+A+FC+AC) mm = K

うわっ、変な数式が出て来た、と慌てないでください。すごく単純なことを示しているだけですから。

(CP+NP+A+FC+AC)というのは、「全部の自我状態のエネルギーの総和」
mm(マザーミルク)というのは、「外的・内的要因」
Kというのは、「一定」  を表しています。

つまり、「外的・内的要因が普段通りなら、全部の自我状態のエネルギーの総量は一定である」ということ。
ストレス状況下や病気のときは、一時的にエネルギーの総量は減るけれど、元々その人が持っているエネルギー量は決まっている、と交流分析では考えます。
これを「エネルギー恒常仮説」と言います。

ということは、どれかの自我状態のエネルギーをアップさせると、自動的に、どれかの自我状態(普通は、最もエネルギーの高い自我状態)のエネルギーがダウンする、ということになります。
この仕組みを上手く使って、低いエネルギーの自我状態をこれまで紹介してきたようなトレーニングによってアップさせることで、エネルギーが過剰でマイナス面が出てしまいがちな自我状態を適度なエネルギー量に落ち着かせるのです。


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[ 2016/12/13 11:38 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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