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ラケット感情23

現在のあなたから過去のあなたへの手紙を書くのも、ラケット感情とさよならをするのに役立ちます。

今のあなたは、ラケット感情がどういうものなのかを知っています。
色々と過去を振り返り、どうやってラケット感情を身に付けてきたのか、ラケット感情を表出することで何を期待していたのか、などもわかっているかもしれません。
過去のあなた、ラケット感情のことも本物の感情のことも知らず、ラケット感情に苦しんでいたあなたに、優しい気持ちでお手紙を書いてあげましょう。
先輩として、過去のあなたに、労りと慰めと知識をあげてください。

過去の傷つきを癒し、今現在の気づきと決意を強めることになるでしょう。
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[ 2017/07/31 13:24 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

ラケット感情22

手紙を書く、ということで言えば、次のような方法も、ラケット感情とさよならするのに効果的です。

ラケット感情とさよならをしたあなた(未来のあなた)から、今ラケット感情で困っているあなた(現在のあなた)に宛てて、手紙を書きます。

ラケット感情で困っていた具体的場面で、今はどんなふうに本物の感情を感じ表出しているのか。
本物の感情を感じると、どんな気分になるのか。
ラケット感情を感じそうになったら、どうしているのか。
今のあなたへのアドバイスなど。

想像力を羽ばたかせて、ラケット感情とさよならをした未来のあなたから、今現在のあなたへ、エールと思いやりを込めて、お手紙を書いてあげてください。
[ 2017/07/28 15:01 ] 未分類 | TB(0) | CM(3)

ラケット感情21

前回紹介した「エンプティ・チェアー」では気恥ずかしくてちょっと・・・という方も多いと思います。
慣れてくれば恥ずかしさとか照れとかはなくなってくるものですが、それでもこのやり方に合わない方もいらっしゃいます。
そんな方には、「ロールレタリング」という方法もあります。

あなたからラケット感情さんに、お手紙を書きましょう。思っていることなら何でもかまいません。
今度は、ラケット感情さんからあなたに、お返事を書きましょう。
ラケット感情さんからの手紙に、またあなたからお返事を書きます。
・・・という具合に、投函しない手紙のやりとりを、ラケット感情さんと行う方法です。

どんな方法でもよいので、あなたに合う方法で、心の中の対話を進めることが大切なのです。
[ 2017/07/26 09:23 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情20

「私だって、ラケット感情に言いたいことがいっぱいある」・・・そういう場合にお勧めなのが、次のような方法です。

椅子または座布団を2つ用意します。
2つの椅子(座布団)を向き合わせて置きます。
片方にはあなたが座ります。
もう片方の空いている椅子(座布団)には、あなたのラケット感情さんに座ってもらいます(イメージ上で)。
あなたから、ラケット感情さんに、言いたいことを言ってしまいましょう。「あんたのせいでどれだけしんどい思いをしてきたと思っているの!」など怒りでも何でもかまいません。
言うだけ言ったら、今度は、ラケット感情さんの椅子(座布団)に座ります。
あなたは、ラケット感情さんになっています。
ラケット感情さんとして、あなたに(さっきまであなたが座っていた席に向かって)、言いたいことを言います。
言うだけ言えたら、また元の席に戻ります。
あなたからラケット感情さんに言いたいことを言います。
席を換わって、ラケット感情さんからあなたに言いたいことを言います。
席を換わって、あなたからラケット感情さんに言いたいことを言います。
これを気が済むまで繰り返します。

一人二役?心の中の天使と悪魔が言い合っているコントがありますが、あんな感じ?
そんな感じです。

この方法は、交流分析とセットで使われることが多いゲシュタルト療法の「エンプティ・チェアー」という技法を使ったものです。
心の中の対話をやりやすくする工夫です。
心の中の対話が進むことで、気持ちがすっきりしたり(カタルシス効果と言います)、気づきがあったり、問題が解決したりします。
[ 2017/07/24 11:44 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ラケット感情19

ラケット感情にニックネームをつけることで、ラケット感情を認識しやすくなることを、前回お話ししました。
ラケット感情があなたの心にやってきたら、愛情を持ってニックネームで呼びかけてあげましょう。
それから、ラケット感情に話しかけてあげましょう。

あなた(ラケット感情)は、今、何を思っているの?
何を考えているの?
何を感じているの?
いつから居るの?
小さい頃の私のことを、どう思っていたの?
小さい頃の私の家族のことを、どう思っていたの?
あなたの望みは何?
どうなったらいいと思っているの?

等々、ラケット感情の身の上話から現在の心境、将来の希望などについて、訊いてあげてください。

まるで、カウンセリングのようですね。
ラケット感情にニックネームをつけることで、擬人化ができ、お話がしやすくなります。
あなたのラケット感情のカウンセラーとして、親身に話を聴いてあげてください。

十分にカウンセリングができると、ラケット感情は穏やかに立ち去っていきます。

ラケット感情のカウンセラーになる・・・う~ん、難易度が高いなあ、という方には、別の方法があります。
それはまた次回に。
[ 2017/07/21 09:24 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ラケット感情18

さて、ラケット感情がだいたいどういうものなのかがわかってくると、次に気になるのが、どう対処すればよいのか、ということだと思います。

最初のステップは、自分のラケット感情が何なのか、その奥に隠れている本物の感情は何なのか、を知ることです。
知ることにより、これまでのように、ただ感情に押し流される、ということはなくなります。
意識的に、本物の感情を感じ表出する、ということもできるでしょう。

自分のラケット感情にニックネームをつけるのも、お勧めです。
「すぐ泣いちゃう困ったちゃん(悲哀)」「怒りんぼうの小さい私(憤怒)」等々、愛着が持ててクスッと笑えるようなニックネームをつけてあげましょう。
嫌な感情かもしれませんが、今までずっと、あなたと一緒に居てくれた感情です。
その感情が来たな、と気づいたとき、愛情を持って呼びかけられるニックネームにしましょう。
名前を呼ぶのも嫌だと思ってしまうようなニックネームは避けてくださいね。
かと言って、あまりに愛着が湧きすぎて離れられなくなるニックネームも困りますが(笑)。

ラケット感情をニックネームで呼んであげることで、今感じているこの感情はラケット感情であって本物の感情ではないのだ、ということを、よりはっきり認識できるようになります。

そして他にも、ニックネームで呼ぶことで可能になることがあります。
それはまた次回にお話ししますね。
[ 2017/07/19 09:30 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情17

ラケット感情には、次のような特徴があるとされます。

☆ラケット感情の特徴

・ラケット感情に耽溺していると愛情や承認(ストローク)が必ず与えられる、という空想がある
(「後悔」すれば慰めてもらえる、「優越感」を示せば褒めてもらえるなど、幼少期の体験をもとに無意識に思い込んでいる)

・他人を変えようという企てがある
(「疑い」を示すことで相手を謝らせよう、「恐怖」を示すことで争いをやめさせようなど、幼少期の体験をもとに無意識に他者を操作しようとしている)

・ラケット感情に支配されると、現時点に不釣り合いな感情反応をする
(幼少期から塗り重ねてきた思いが一時に放出されるため、現実の場にそぐわない感情表出となる。普通に考えれば「怒り」で済むところを徹底的に「非難」してしまうなど)

・ラケット感情を少しずつ積み立てたり、その奥に隠されている本物の感情を未処理なまま放置したりすることで、次のトラブルを導く
(本物の感情の「怒り」にふたをしたまま「憂鬱」を感じることを続けて、あるとき急に相手に対して感情を爆発させるなど。
心理ゲーム」「グレースタンプ」など。後日また取り上げます)

[ 2017/07/14 12:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情16

『新しい交流分析の実際』(杉田峰康著 創元社 2006年)には、ラケット感情をどのようにして身に付けるのかということについても、まとめられています。
以下、引用します。

TAでは、ラケット感情が次の3つの形で学習されるとしています。
・親が感情生活のモデルを子どもに示す(例・いつも母親が孤独でさびしい顔をしている)
・特定な感情にストロークが与えられる(例・怒ってカンシャクを起こすと、欲しいものが手に入る)
・本物の感情が間違って定義される(例・怒っている子に親が「あんたは疲れて眠いだけ。怒ってなんかいないわよね」と言う)
これらはすべて親子の感情交流性の障害ですが、同時に子ども側の原始的な認知過程(受け取り方、解釈、評価)も影響しているといえましょう。


1つ目の形は、Hちゃんの事例のような場合を指します。
2つ目の形は、AちゃんBちゃんCちゃんDちゃんEちゃんFちゃんGちゃんのような場合です。
「ストローク」という言葉が使われていますが、これは交流分析(TA)の用語です。「ストローク」は、「存在認知の一単位」と定義されています。これについてはまた後日お話ししますね。
3つ目の形は、私の事例ではご紹介していませんが、カウンセリングの中ではよく伺う話です。

いずれの形にしても、親などとの関わりの中で、子どもが、ある特定の感情を禁じられたもの、ある特定の感情を奨励されたもの、と区分けした、ということのようです。
また、その区分けは、親などからの愛情や承認を得て生き延びるために必要である、と子どもが感じた故のもの、とも言えますね。
だからこそ、ラケット感情を手放すことは、親などからの愛情・承認を失うのではないかという不安を伴い、困難なことが多いのでしょう。

[ 2017/07/12 09:28 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情15

「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐れ」という「本物の感情(真実の感情)」の代わりに感じ表出するようになった感情のことを、「ラケット感情」と言いました。
どのようにしてラケット感情が作られるのかという事例も、いくつか紹介してきました。
そして、ラケット感情には、本物の感情が持つ問題解決力は無く、いつまでも完結することなくその感情を味わい続けるという特徴があることも、説明してきました。

今日は、少し学術的に(?)、ラケット感情が交流分析の学者によってどのように定義づけられているのかを、ご紹介したいと思います。
『新しい交流分析の実際』(杉田峰康著 創元社 2006年)に、よくまとまっていますので、引用させていただきます。( )内は学者名です。

☆ラケット感情の定義

・「人がゲームを演じるとき、その結末として決まって味わう感情、また、その不快な感情に浸る傾向」(バーン)
(坂田注釈:ここでいう「ゲーム」は、遊びのゲームではなく、Aの気づきなしに何度か同じパターンで行われる他者とのこじれた交流のことをいいます)

・「幼時に、親の愛情を得る手段として形成された一種の条件反射で、その後の人生において持続するもの」(バーン)

・「慢性的で、定型化された不快な感情」(グールディング)

・「適切でない感じ方」(デュセイ)

・「いろいろなストレス状況で経験されるなじみ深い感情であり、子ども時代に学習され奨励されたもので成人の問題解決の手段としては不適切なもの」(スチュアート、ジョインズ)

・「真実な自然感情をカムフラージュした人工的な感情」(イングリッシュ)


[ 2017/07/10 11:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

守秘義務

こんにちは。
一週間のお休みを頂き、ありがとうございました。
お休みの間もご訪問くださった皆様、ありがとうございますm(__)m

ラケット感情の話に戻る前に、今日は、「守秘義務」について書かせていただきます。

このブログに登場するAちゃん・Bさんなどの人物は、架空の人物です。
事例は、今までに伺った色々な方のお話や書物から得た知識などを素に想像力を駆使して創り上げた、いわば「イメージ画像」のようなものですので、ご了承ください。

実在する方の実際のお話をご紹介できないのは、カウンセラーには「守秘義務」があるからです。
「守秘義務」というのは、字の通り、「秘密を守る義務」で、カウンセリング中に知り得たクライエント(お客様)の情報を、命の危機があるなどの特殊な事情がある場合を除いては、絶対に他言してはならない、というものです。

他人に自分の困っていることを話すこと自体、とても勇気のいることです。
もし、秘密が守られるという約束が無かったら、とてもじゃないけど、怖くて、相談なんかできませんよね。

というわけで、これまでもこれからも、このブログに登場する人物・事例は、想像の産物であることを、どうぞご理解くださいませ。
以前、ブログを始めてすぐの頃、このことをお断りさせていただきましたが、時間が経ったので、もう一度書かせていただきました。
[ 2017/07/07 12:12 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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