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ラケット感情14

「本物の感情」の「喜び」には、「現在の生を謳歌する」という大きな力があります。

「喜び」を感じると、気持ちが生き生きしてきます。
笑いが免疫力を高めることは有名です。
最近は、幸せや感謝などの感情が、体内のソマチッドを活性化して、寿命が延びる、ということも言われています。

「喜び」を思いっきり感じて、心身ともに健康になりたいものです。

「喜び」にとって代わっているあなたの「ラケット感情」は何ですか?
その子(ラケット感情)は、いつくらいから、あなたの中に住んでいるのでしょう?
その子(ラケット感情)が住み始めた頃の、あなたの気持ちは、どんなだったでしょうか?
その子(ラケット感情)は、どんなことをあなたに言いたがっているのでしょう?

「喜び」を純粋に感じられるようになるために、上記の問をしてください。
一人でつらい時は、カウンセリングを利用してください。

その子(ラケット感情)の言い分をきちんと聴いてあげられたら、その子(ラケット感情)も満足して去って行ってくれます。
「本物の感情」の「喜び」を思う存分感じ、現在の生を謳歌しましょう。

☆休業のお知らせ
勝手ながら、明日6月29日(木)~7月6日(木)まで、外部機関カウンセリング従事と家庭の事情により、お休みさせていただきます。
メール・ブログのお返事は、7月7日(金)以降順次させていただきます。
次の記事アップも7日(金)の予定です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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[ 2017/06/28 10:05 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ラケット感情13

Hちゃんの場合。

お母さんの誕生日に、お父さんがダイヤモンドの指輪をプレゼントしました。
「わー、きれい!」Hちゃんが目を輝かせた時、お母さんのつぶやきが聞こえてきました。
「家のローンもあるし、これから教育費だって要るのに、こんな高価な物を買ってしまって、大丈夫かしら」

幼稚園の発表会で主役を貰えて、Hちゃんは嬉しくて、お母さんに報告しました。
お母さんが言いました。「まあ大変。ちゃんとできるかしら。失敗したらどうしましょう」

このように、Hちゃんは、お母さんが「喜び」の場面で「心配」を表現するのを、見て育ちました。

いつの間にか、Hちゃん自身も、無邪気に「喜ぶ」ことをしなくなっていました。
「百点が取れた。次のテストも百点が取れるか心配だな。取れなかったら、先生や友達にまぐれだったって思われちゃうよ。どうしよう」
「好きな人に告白された。お付き合いして、やっぱり好きじゃないって言われたらどうしよう」

本物の感情の「喜び」の代わりに、ラケット感情の「心配」を感じてしまいます。

あなたは、「喜び」を「喜び」として感じ表現できていますか?

[ 2017/06/26 09:39 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ラケット感情12

Gちゃんの場合。

ある日、ベットで跳ねてみたら、なんとも不思議にいい感じ。
ぴょんぴょんと何度も跳ねてみました。
とっても気持ちいい!楽しくて、自然に笑い声がこぼれました。
「うるさい!笑い声が頭に響いてズキズキする」お母さんが眉間にしわを寄せて言いました。
Gちゃんは「罪悪感」を覚えました。

別の日。
面白いテレビ番組を見ていて、ふふっと笑っていると、お母さんが言いました。「あんたの笑い声は、本当イライラさせるねえ」。
罪悪感に苛まれました。

こんなふうに、Gちゃんが「喜び」を感じると、お母さんが「頭がズキズキしたり」「イライラしたり」することが続き、やがて、Gちゃんは、「喜び」を封印するようになりました。

大人になってからも、「喜び」を感じそうになると、「罪悪感」が出てきます。
本物の感情の「喜び」は、ラケット感情の「罪悪感」に塗り替えられてしまいます。

あなたは、「喜び」を「喜び」として感じ表現できていますか?
[ 2017/06/23 09:04 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情11

「本物の感情」である「恐れ」には、「未来の自分を害する出来事から自分を守る」という重要な問題解決力があります。

「怖い!」と本能的に「恐れ」を感じることができるおかげで、害が降りかかると予測される危険なものから、離れたり逃げたりすることができます。

けれども、「ラケット感情」には、この働きはありません。
危険が予測される状況で、「優越感」に浸っていても、「恐怖」で自分を失っていても、自分を守ることはできません。
他の色々なラケット感情についても同じです。

その昔、そのラケット感情でうまくやれていたとしても、今現在、それでは適切に未来の危険から身を守ることはできません。
子どもの頃には、その方法しかないと思い身に付けた必死の戦略ですが、今改めて冷静に見直してください。

あなたの「ラケット感情」の奥にある「本物の感情」の「恐れ」に気づいてあげましょう。
「恐れ」を「恐れ」として、純粋に感じてあげてください。
あなたを守るのは、あなた自身です。そのためにあなたの「恐れ」が必要です。
[ 2017/06/21 08:31 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ラケット感情10

Fちゃんの場合。

夜中目が覚めてリビングに行くと、お父さんとお母さんが大きな声で喧嘩していました。
お父さんもお母さんも、いつもの優しい顔とは全く違う恐ろしい形相をしています。
怖くて、立ちすくみました。
お父さんが気づきました。「何突っ立ってるんだ!あっちへ行ってろ!」
お父さんがクッションを投げつけてきました。
Fちゃんは、恐怖で息ができなくなって、気を失ってしまいました。
Fちゃんが気づいたとき、お父さんとお母さんの喧嘩は終わっているようでした。

こんなことが何回かありました。

学校に行くようになって。
授業中、先生が突然、教卓を叩いて、「うるさい!静かにしろ!」と怒鳴りました。
Fちゃんは、「恐怖」を感じ、息ができなくなって、椅子ごと倒れこみました。
気づいたとき、先生が心配そうに顔を覗き込んでいました。

大人になってからも、「恐れ」を感じる場面で、Fちゃんは「恐怖」を感じます。
「恐れ」を感じ表出しても得られなかった平穏が、「恐怖」を感じ表出したときには得られる・・・無意識に体がそう覚えたのでしょう。
けれども、平穏を得る代償としては、とても大きな代償です。「恐怖」のたびに、息ができなくなり倒れこんでしまうのですから。

あなたは、「恐れ」を「恐れ」として感じ表現できていますか?

[ 2017/06/19 12:40 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

人生態度11

前回のお話で、Eちゃんは、「恐れ」を感じている自分は親に認めてもらえないNOT-OKな存在であると感じ、親に認められる自分であるために「優越感」という「第3の立場」にお馴染みのラケット感情を身に付けました。

交流分析では、人生態度の「第3の立場(私はOK、あなたはOKでない)」は、「第2の立場(私はOKでない、あなたはOK)」の防衛的立場、裏返しの立場である、としています。

別の例でも考えてみましょう。

優秀な兄と自分を比較して、「自分はNOT-OKである」と感じ、そのままその価値づけを定着させたら、その人の基本的構えは「第2の立場」になります。
一方、「お兄ちゃんばかり褒めるのは、親が自分の良さに気づかないからだ。親は馬鹿だ(私はOK、あなたはOKでない)」と「第3の立場」にすりかえるケースも出てきます。やがて、その価値づけは、親に対してだけでなく、お友達や学校の先生、仕事仲間へと、拡大していきます。
いじめ、悪口、居丈高な態度・・・これらは、典型的な「第3の立場」の行動ですが、その行動の奥には、自分はNOT-OKであり、親(他者)に認めてもらえない、という心の傷がある、という考え方です。

アドラーの個人心理学でも、「優越コンプレックス」は「劣等コンプレックス」の変形である、と考えます(アドラーのお話はまたいつかゆっくりお話ししますね)。

実際、カウンセリングで、「第3の立場」で他者否定をしていた方が、ある時期から自己否定の「第2の立場」に移行されることが、よく起こります。そして、その後に「第1の立場(自己肯定、他者肯定)」へと進まれます。

「自分はNOT-OKである」、という傷つきは、ほぼ人類全員が持つ共通項なのかもしれません。



[ 2017/06/16 11:49 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情9

Eちゃんの場合。

お父さんとお散歩していたら、後ろから猛スピードで自転車が走ってきました。
怖くて、体がすくみました。
お父さんが笑って言いました。「怖がりだなあ、Eちゃんは」
幼い我が子の愛らしいしぐさに愛情を感じての言葉でした。
けれども、Eちゃんは、違う解釈をしました。「お父さんに嘲笑われた」

しばらくして。
家族でドライブしていた時のこと。
突然、お父さんが急ブレーキを踏みました。
弟を見ると、固まっています。
Eちゃんが言いました。「怖がりだなあ。こんなの何でもないのに」
「さすがお姉ちゃんだね」とお母さんが言いました。
お父さんも微笑んでいるようです。

Eちゃんはこうして「恐れ」を「優越感」にすりかえることを学びました。
この後も、「恐れ」を感じた時に、瞬時に「優越感」を感じ表現することで、みんなから褒められることが続きました。

大人になってからも、「恐れ」を感じる代わりに、誰かを見下して「優越感」を味わいます。
本当は「恐れ」ていることに、気づいていません。

あなたは、「恐れ」を「恐れ」として感じ表現できていますか?
[ 2017/06/14 09:12 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

ラケット感情8

「怒り」には、あまり良い印象が無いかもしれませんね。
けれども、「本物の感情」の「怒り」は、私たちにとって、とても大切な働きを持つ感情なのです。

あなたの尊厳を傷つけるような出来事が起こった時に、そのまま放っておいたら、どうなるでしょうか?

たとえば、嘘をつかれた、悪口を言われた、いわれのない非難を受けた、約束を破られた、暴力を振るわれた・・・というような時。

ひとつには、いつまでもその状態、つまり、あなたの尊厳を傷つける状態が、続くリスクが高まります。
「NO」をはっきりと伝えないまま放置しておくと、相手は、あなたの尊厳を傷つけていることに気づかないまま、その言動を繰り返すかもしれません。あるいは、気づいていても、あえてやめようとしないかもしれません。

もうひとつ、大切なことがあります。
それは、あなたの尊厳を傷つけることに「NO」を言わないことで、あなた自身が、あなたの尊厳を曖昧なものにしてしまったり貶めてしまったりすることになることです。
「自分は嘘をつかれてもしょうがないような人間だ」「暴力を振るわれるのは、自分が悪いからだ」・・・などと、自分自身をNOT-OKと位置付けてしまうことになってしまいます。

「本物の感情」の「怒り」には、「今現在の自分に対する不当な出来事から自分を守る」という重要な働きがあるのです。

しかし、「本物の感情」の「怒り」の代用感情(「悲哀」や「疑い」やその他の色々な「ラケット感情」)には、この働きはありません。

子どもの頃には、その「ラケット感情」で上手くいったのだけれども、大人になった今、そのままそれで対応しても、上手くいくとは限らないし、かえって問題を悪化させることもあるのです。

「本物の感情」は、必要なだけ感じた後は自然に消失していきます。
それに伴って、『私はOKでない』や『あなたはOKでない』から、『私はOKである』『あなたもOKである』へと、自然に移行することができます。
「怒り」についても、そうです。

けれども、「ラケット感情」はいつまでも尾を引きます。
『私はOKでない』『あなたはOKでない』に留まり続けます。

あなたの「ラケット感情」の奥にある「本物の感情」の「怒り」に気づいてあげましょう。
「怒り」を「怒り」として、純粋に感じてあげてください。
それが、あなた自身も相手も大切にする(『私はOKである』『あなたもOKである』)ことに繋がっていくのです。
[ 2017/06/12 09:47 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情7

Dちゃんの場合。

ディズニーランドに行くと約束していた日曜日、お父さんの急なお仕事で、お出掛けが中止になってしまいました。
「ひどいよ。ディズニーランドに行くって、約束してたじゃないか!」
Dちゃんは怒って頬を膨らませました。
「仕事なんだよ。ディズニーランドは、また今度連れて行ってあげるから」お父さんが言いました。
「今度じゃだめなんだよ!今日連れて行ってくれるって、約束したよね!」Dちゃんはまだ怒っています。
「いい加減にしなさい!お父さんがお仕事してくれるから、お出掛けもできるしごはんも食べられるのよ。我儘言わないの!」お母さんが言いました。
「そうだよ。我儘はいけないよ。今日は我慢しよう。また今度連れて行ってくれるんだから」お兄ちゃんが言いました。
「そんなの嘘だ!またきっと、約束を破るんだ!そうに決まってる!お父さんもお母さんもお兄ちゃんも、本当はお出掛けしなくてすんで嬉しいんでしょ!僕のことなんか、どうでもいいんでしょ!」Dちゃんは、「疑い」の言葉を吐き出しました。
お母さんが言いました。「何を馬鹿な事を言っているの、この子は。Dちゃんのことは、大事に思っているのよ」
お兄ちゃんも言いました。「そうだよ。Dちゃんは、とっても大切な存在なんだよ」
お父さんも言いました。「約束を守れなくって、悪かったな。次はちゃんと約束を守るから」

このように、Dちゃんが「怒り」を表出すると、「我儘だ」と怒られ、「疑い」を表出すると、「お前は大切な存在なんだよ」と言ってもらえたり謝ってもらえたりすることが続きました。

いつしかDちゃんは、「怒って」いる時に「怒り」を感じて表現する代わりに、「疑い」を感じて表現するようになっていました。
「本物の感情」である「怒り」を抑圧し、「疑い」を「ラケット感情(代理の感情)」として身に付けたのです。

大人になってからも、本当は「怒って」いるのに、「疑って」しまいます。
相手に「怒り」が上手く伝わることがなく、ますます「疑って」しまいます。
胸の奥底で、いつまでも「怒り」がくすぶっているのですが、本人は気づいていません。

それでも、幼い日、家族に「怒り」の代わりに「疑い」を表出して受け入れてもらえたように、大人になった今も、「疑い」を表出したら受け入れてもらえるような、そんな無意識の錯覚に囚われてしまっているのです。

あなたは、「怒り」を「怒り」として感じ表現できていますか?
[ 2017/06/09 11:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ラケット感情6

(あれ?「悲しみ」って「本物の感情」じゃなかったっけ?「ラケット感情」にも「悲しみ(悲哀)」ってあるの?)
そんな疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そうです。
「悲しみ」といっても、それが「本物の感情」である場合と、「ラケット感情」である場合とが、あります。

ならば、その見分け方は?

シンプルな見分け方は、次のようになります。

① その感情が、然るべき状況で自然発生し、そのままの状態で存在しているとき、それは、「本物の感情」です。後から人為的に加工したものであれば、それは、「ラケット感情」です。
②その感情が、直接、問題解決に役立つならば、それは「本物の感情」です。問題解決に直接的に役立たないのであれば(間接的に役立ったとしても)、それは「ラケット感情」です。
③その感情を必要なだけ感じることで、その感情が自然消失するならば、それは「本物の感情」です。どれだけ感じても消失しないならば、それは「ラケット感情」です。

「悲しみ」だけでなく他の「本物の感情」と、それに似た「ラケット感情」も、区別する必要があります。
後日、「ラケット感情」の定義特徴について、より詳しくお話ししますので、そちらも参考にしてください。

「本物の感情」は必要なだけ感じてください。
「ラケット感情」はできるだけ早く手放してください。そして、その奥にある「本物の感情」を感じてください。


[ 2017/06/07 11:56 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



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