脚本分析26(禁止令)

①同性に対して、軽蔑心や嫌悪感がある

②異性に対して、激しい対抗意識がある

③男(女)らしい恰好や振る舞いが苦手

④自分が男(女)であることが嫌でしょうがない

⑤自分に自信が持てない


これらは、「おまえであるな(男であるな・女であるな)」の禁止令(インジャンクション)に縛られている状態の例です。


子どもが「おまえであるな」の禁止令(インジャンクション)の材料としやすいものは、例えば次のようなことです。


①男(女)の子を望んでいたのに違う性別の子どもが生まれたので、家族が落胆した

②自分とは違う性別のきょうだいばかり、家族から可愛がられている

③「男(女)の子だから育児が大変」と、養育者が繰り返し言う

④養育者が、違う性別の子どものような服装や遊び、言葉遣いなどを奨励する

⑤養育者が「理想の子ども」のイメージを押し付けたり、それと比較したりする


養育者の態度や言葉から、無意識のうちに「自分が養育者に愛されるためには(生きのびるためには)、男(女)であってはいけないんだな、ありのままの自分であってはいけないんだな」と感じとり、ありのままの自分を生きることを自分で禁止し、大人になった今もそのままであるときに、「おまえであるな」の禁止令(インジャンクション)に支配されて生きている、と交流分析では考えます(性別違和は、先天的要因もあると言われていますので、すべてを禁止令で説明できるわけではありません)。

自分が自分らしく、ありのままに生きることを望むなら、過去に自分が下した生き方の決断(「ありのままであることをやめなければならない」という決断)と対決していくことが、必要になります。悔しい思い、悲しい記憶が蘇るかもしれません。苦しい過去に向き合うときは、過去のことを責めたり悔いたりすることにとどまらず、新しい未来の展望を持ち、それに向けての現在の対決なのだということを、自覚するようにしてください。くれぐれも、過去に溺れてしまわないように、気をつけてくださいね。


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[ 2016/09/30 10:38 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析25(禁止令)

①自分のことが大嫌い

②自分を痛めつけることをしてしまう

③危ないことを平気でやってしまう

④自分が存在していることに罪悪感を感じている

⑤消えてしまいたいという気持ちがずっとある


これらは、「存在するな」の禁止令(インジャンクション)に縛られている状態の例です。
自分の命を粗末にする感情や行動の奥には、「自分は存在していてはいけないんだ」という無意識の決断(禁止令)がある、と交流分析では考えます。

「存在するな」は、禁止令(インジャンクション)の中で最も破壊力の大きい禁止令です。
と同時に、脚本分析をしている多くの人々が自身の中にそれを見つける禁止令でもあります。
死は、小さい子どもにとって、大人よりも近くにあるものと考えられています。自分ひとりでは生きていけない恐怖心、心の中で思うことが実際の現実だと思ってしまう認知傾向、そういったものが、小さな子どもに死を身近なものにしているようです。
そこで、大人にとっては大したことでなくても、小さい子どもにとっては、死に結び付くようなおおごとであったりもします。
大人にとってはちょっとしたことでも、子どもはそれを「存在するな(死んでしまえ)」というメッセージとして受け取り、禁止令にしてしまうこともあります。
もちろん、おそらく誰でも死を関連付けてしまうような、明白なメッセージを持った非言語的及び言語的なメッセージが、禁止令の材料になっていることもあります。


「存在するな」の禁止令(インジャンクション)の材料となりやすいものは、例えば次のようなものです。

①疲れている母親が、ため息をつきながら授乳する

②妻を子どもに盗られたくない夫(父親)が、不機嫌そうにしている

③母親の、3歳だった時に弟が生まれて「親の愛情を全部、赤ちゃんに持っていかれる。赤ちゃんなんかいなければいいのに」と感じた気持ちが、無意識のうちに、今、子どもに対して、向いている

④「育児・出産のせいで仕事を辞めなければならなかった」と、母親が悔しく思っている

⑤離婚したいが、子どものために我慢して不幸な結婚生活を続けている

⑥養育者が安定せず、次から次へと替わる

⑦虐待

⑧いじめ

⑨「兄弟なんかいなければよかった」と思っていたら本当に死んでしまった

⑩親の自殺


禁止令(インジャンクション)は、バーンは養育者によって与えられるもの、としていましたが、グールディングは、子ども自身が養育者やそれ以外の人物から感じとり自分のものにしたもの、としています。同じ親の態度であったとしても、それをもとに自分の禁止令にしている子どももいれば、禁止令にしていない子どももいる、という考え方です。

親によって一方的に与えられたのではなく、親の態度等を材料にして自分自身で作り上げたもの、と考えるならば、自分自身でそれを崩すことも可能ですね。

[ 2016/09/28 12:27 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析24(禁止令)

ドライバーは、親など重要な相手の言葉や態度を、子どもが頭の中で言葉で解釈してインプットしたものでした。
つまり、言葉を理解し言葉を組み立てられるようになってから、心に作った呪縛です。
でも、コミュニケーションは、言葉だけではありませんね。赤ちゃんでも、肌に伝わる刺激や、耳に入ってくる声の調子、自分に向けられる視線など、体の感覚で外界を感じています。
体の感覚でインプットした呪縛を、交流分析では「禁止令(インジャンクション)」と呼んでいます。
通常、言葉でインプットするドライバーより先に、禁止令(インジャンクション)をインプットしているとされます。また、ドライバーは、養育者の教育的な価値観からの発信をもとに作られているのに対し、禁止令(インジャンクション)は、養育者の強い感情をまとった無意識的発信をもとに作られています。
よって、禁止令(インジャンクション)は、とても根深いし、大きな破壊的パワーを持っています。

禁止令(インジャンクション)の種類は、研究者によってどんどん増やされていますが、基本となる12種類の禁止令を紹介します(「グールディングの12の禁止令」と言います)。

1、存在するな
2、おまえであるな
3、子どもであるな
4、成長するな
5、成功するな
6、何もするな
7、重要であるな
8、属するな
9、近づくな・信じるな
10、健康であるな
11、考えるな
12、感じるな


「拮抗禁止令(カウンター・インジャンクション)」という言葉があります。「挨拶をしなさい」「正直に言いなさい」「お利口さんになさい」などなど、養育者の「~しなさい」という言葉を、子どもが取り入れたもののことを言います。この拮抗禁止令の中で、特に生き方に害をもたらすものとして、テイビー・ケーラーが提示したのが、ドライバーです。
なぜ、拮抗禁止令(カウンター・インジャンクション)という名前が付けられたかと言うと、それは、禁止令(インジャンクション)に拮抗(反対)する作用があると考えられたからです。しかし今では、禁止令をかえって強める作用があるとされています。
例えば、《「完全であれ」のドライバーに従っている限りは、「存在するな」の禁止令に従わずとも許される》・・・子どもは、破壊力の強大な「存在するな」の禁止令から逃れるために、小さな頭で必死に、そんな逃げ口を考えつきます。懸命に「完全である」ことを守ろうとして、生きづらくなってしまいます。禁止令のパワーが大きければ大きいほど、ドライバーもプロセススクリプト(プロセス脚本)も強まります。そして、「完全にできなかった」ことを悔いて自殺してしまうなど、最終的には「存在するな」の禁止令に従ってしまう結末を迎えることになります。
でも、そんな無意識のからくりには、なかなか気づきません。子どもの頃に考えだした禁止令からの逃げ口にすがってしまいます。
だから、拮抗禁止令に属するドライバーにアローワーを与えて解除することは、ドライバーでやっと蓋をしている本当に恐るべき正体=禁止令に直面すること、になるので、とても恐ろしくて、「そんなことできない」と心が反応するのですね。

今、「ドライバーにアローワーを与えるなんて、簡単にはできないよ」と感じているなら、無理はしないでくださいね。
ただ、次のことを心に置いておいてください。
「拮抗禁止令・ドライバーで禁止令を失くすことはできない。単に一時的に隠しているだけで、破壊的な無意識の人生計画(人生脚本)を強めてしまう」
そして、自分の感覚を頼りに、安全と感じられる場所と相手を見つけてください。
心が安全だと感じられる時と場所と相手を得た時に、禁止令と向き合える心の準備ができた時に、アローワーを与えることにも積極的になれるでしょうから。

[ 2016/09/27 11:41 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析 23

・・・自分を生きづらくしている自分の中の声ドライバーに気づいて、それを緩めるためのアローワーを自分に与え続けていく。プロセススクリプト(プロセス脚本)も、それに気づいて、それに従わない行動をし続けていく。これらが大切なのはわかったけれど、ちょっと簡単に言い過ぎじゃない?・・・

これは、交流分析を学び始めた頃の私の感想です。

かつて交流分析は、「精神分析の口語版」と言われていました。
精神分析は、ジグムント・フロイトが創始し、過去や無意識を重視することで知られています。1900年代前半は、「医者が治す」という感覚が普通で、精神分析の理論は、一般人には理解が難しいものでした。
1957年に交流分析を発表したエリック・バーンは、精神分析医になるためのトレーニングを受けた人でした。そのため、精神分析の影響を大きく受けているわけですが、医師にしかわからない理論ではなく、一般人にもわかりやすい理論にしたのが、特徴です。
バーン以後の先生たちも、わかりやすく実用的であることを重視してきました。
簡潔明瞭な理論のおかげで、人々は主体的に自分の病や生き方に向き合うことができるようになりました。

それまでは、「自分ではどうしてよいかわからない。自分にはどうすることもできない」と感じていた人々に、自分自身で治す術、自分自身で変える術があることを提示したのです。

「あなたは無力じゃないよ。あなたにできることは、ちゃんとあるよ」
そのメッセージを伝えるために、交流分析はとても簡単な書き方をしているのですね。

「ドライバーやプロセススクリプト(プロセス脚本)に支配されずに生きるには、アローワーを与え、プロセススクリプト(プロセス脚本)通りでない行動をしていけばよいのですよ」ということが、何だか薄っぺらいように感じてしまうのは、1つにはこうした背景があるからです。
そして、もう1つ、「そんなに簡単に言わないで!」と感じる大きな理由があります。
それは、また明日、お話ししますね。

[ 2016/09/26 07:14 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

セミナーのご案内

おはようございます。
10月23日(日)に大阪・北浜で、NPO法人IATH(日本心理療法士協会・日本フラワーハートセラピスト協会)主催のセミナーを行います。
しばらくお話ししている脚本分析とはまた違う内容です。協会員でなくても、心理学の知識がなくても、参加できます。
良かったら、遊びに来てください。


         ご案内

日時:2016年10月23日(日)  13:00~15:00

場所:大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5F 大阪NPOセンター内

内容:風景構成法
(描画法の1つである風景構成法について説明します。模擬体験したり、過去に資料用に寄付して下さった方の作品を見たりしながら、、心がどのように絵に表れるのかを実感して頂ければと思っています。また、カウンセリングで絵を扱う際の注意点についてもお話しします。)

参加費:協会員 3000円   一般の方 3500円

申し込み締め切り:2016年10月12日(水)

申し込み先:メールアドレス flower@f-heart.org
(お名前・参加人数・お電話番号をお書き添えの上、上記メールアドレス宛てにお申込み下さい。)
(常駐の事務員はいないため、細やかなご連絡は出来ませんが、どうぞお許しください。)


少人数のセミナーにする予定です。
和やかな雰囲気での学びの場・交流の場にしたいと思っています。
お会いできることを楽しみにしています。


[ 2016/09/23 09:03 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

プロセス脚本のまとめ

8月24日から「ドライバー」と「プロセススクリプト(プロセス脚本)」についてシリーズでお話ししてきました。時間が経ったのと、「ドライバー」と「プロセススクリプト(プロセス脚本)」とを織り交ぜてお話ししてきたのとで、何だかわかりづらくなってきましたね。
そこで、今日は、「プロセススクリプト(プロセス脚本)」について整理しておきますね。


プロセススクリプト(プロセス脚本)には下記7種類がありました。

①「・・・までは」脚本
②「・・・の後では」脚本
③「いつもいつも」脚本
④「決して」脚本
⑤「もう一歩のところで・タイプ1」脚本
⑥「もう一歩のところで・タイプ2」脚本
⑦「結末のない」脚本


ひとつひとつ簡単に振り返っておきましょう。


①「・・・までは」脚本(詳しくは「脚本分析12(8/31)」に記載)

☆「良いことはそれほど良くないこと(あるいは悪いこと)が済むまでは起こらない」という思い込みに縛られ、自分の可能性を狭めてしまう
(例:「子育てが終わるまでは私には自由は一切無い」)

☆関係するドライバー:「完全であれ」

☆脱却するには
・「完全であれ」のドライバーに「ありのままでいいのですよ」とアローワーを与えていく
・全部をやり終える前にも楽しむことを自分に許し励まして行動する


②「・・・の後では」脚本(詳しくは「脚本分析13(9/2)」に記載)

☆「良いことの後には必ず良くないこと(あるいは悪いこと)が起こる」「今は自分を楽しませることができても、この後その償いをしなければならない」という思い込みに縛られ、無邪気に楽しむことができない
(例:「カラオケは楽しいが、明日はきっと頭痛がするだろうな」)

☆関係するドライバー:「他人を喜ばせよ」

☆脱却するには
・「他人を喜ばせよ」のドライバーに「自分を大切にしてもいいのですよ」とアローワーを与えていく
・「今楽しんでもこの後も楽しんで構わない」「自分を楽しませることに必ずしも代償は必要でない」と自分を許し励まし行動する


③「いつもいつも」脚本(詳しくは「脚本分析15(9/6)」に記載)

☆うまくいかない人間関係・仕事・場所などから別のうまくいかない人間関係・仕事・場所などに移ることを繰り返す、あるいは、うまくいくであろう人間関係・仕事・場所などに移ることをしないでうまくいかないところにとどまり続けてしまう
(例:ブラック企業で働き続けてしまう)

☆関係するドライバー:「一生懸命やれ」

☆脱却するには
・「一生懸命やれ」のドライバーに「それをしさえすればいいのですよ」とアローワーを与えていく
・「同じ失敗を繰り返さなくてもいいんだよ」「状況がひどいときにはそこから離れて別のもっと良い状態に移っていいよ」と自分を許し励まして行動する


④「決して」脚本 (詳しくは「脚本分析17(9/9)」に記載)

☆「自分は一番欲しいものを決して手に入れることができない」という思い込みに縛られ、望みを叶えるための行動を起こせない
(例:悩みを解決したいと思っているが誰にも相談せず一人で悩みを抱え込んでしまう)

☆関係するドライバー:「強くあれ」

☆脱却するには
・「強くあれ」のドライバーに「自由に感情を表に出していいのですよ」とアローワーを与えていく
・自分が欲しいものは何かをしっかり心に問い、それを自分は手に入れることができると心を固め、それを手に入れるために具体的に何をするのか行動計画を立て、実行する


⑤「もう一歩のところで・タイプ1」脚本(詳しくは「脚本分析19(9/13)」に記載)

☆いつも、もう一歩のところで成功するはずだったのに、その機会を逃してしまう
(例:いつも最終面接で失敗して就職内定を逃してしまう)

☆関係するドライバー:「他人を喜ばせよ」+「一生懸命やれ」

☆脱却するには
・「他人を喜ばせよ」のドライバーに「自分を大切にしてもいいのですよ」とアローワーを与えていく
・「一生懸命やれ」のドライバーに「それをしさえすればいいのですよ」とアローワーを与えていく
・この脚本に従わなくても生きていくことができる、と強固な意志を持って、最後までやり遂げる


⑥「もう一歩のところで・タイプ2」脚本(詳しくは「脚本分析20(9/14)」に記載)

☆成し遂げても成し遂げても、達成感を味わえない
(例:ダイエットに成功しても「もっと痩せないと」と満足できない)

☆関係するドライバー:「他人を喜ばせよ」+「完全であれ」

☆脱却するには
・「他人を喜ばせよ」のドライバーに「自分を大切にしてもいいのですよ」とアローワーを与えていく
・「完全であれ」のドライバーに「ありのままでいいのですよ」とアローワーを与えていく
・1つ成し遂げたらそのたびに自分の成功を祝う


⑦「結末のない」脚本(詳しくは「脚本分析21(9/16)」に記載)

☆ある時点まで到達した途端に、そこから先の生き方が見えなくなってしまう
(例:定年退職後どうやって時間を過ごしたらよいかわからず困ってしまう)

☆関係するドライバー:「他人を喜ばせよ」+「完全であれ」

☆脱却するには
・「他人を喜ばせよ」のドライバーに「自分を大切にしてもいいのですよ」とアローワーを与えていく
・「完全であれ」のドライバーに「ありのままでいいのですよ」とアローワーを与えていく
・結末は自分で決められることを認識して、短期にも長期にも自分の行動計画を立て検討する癖をつける


尚、ドライバーについての記載は下記のとおりです。

♡ドライバーの概要  : 「脚本分析9(8/24)」
                「脚本分析10(8/26)」
                「脚本分析11(8/30)」

♡「完全であれ」    :  「脚本分析11(8/30)」

♡「他人を喜ばせよ」 :  「脚本分析14(9/5)」

♡「一生懸命やれ」  :  「脚本分析16(9/7)」

♡「強くあれ」      :  「脚本分析18(9/12)」

♡「急げ」        :  「脚本分析22(9/20)」
 






[ 2016/09/21 11:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析22(ドライバー)

いつもご訪問ありがとうございます。
当ブログは、木土日祝はお休みさせて頂いています。
今回3連休中にご訪問下さった方々には、本当に申し訳なく、恐縮しています・・・どうぞ、懲りずにまたお越しくださいませ。


さて、今日お話しするのは、「急げ」のドライバーについて、です。
次の例をご覧ください。

①食器を洗っている最中に、「次は洗濯物を干して、それから掃除して、花の水やりをして…」と、先に先にと頭が回転して、いつもイライラ、疲れているAさん。

②「早く終わらせなくては」という焦りから、仕事のケアレスミスが多いBさん。

③いつもご飯をかき込んで食べてしまうので、胃腸の調子が悪いCさん。

このような場合、子どもの頃に、「さっさとしなさい」「時は金なり」などの養育者の言葉を聞いて、やがて、「急いでやらなければ」と、強迫的に自分で自分に鞭を振るうようになった、と交流分析では考えます。

「急げ」のドライバーが直接連動するプロセススクリプト(プロセス脚本)は見つかっていませんが、「急げ」のドライバーは他のドライバーを強め、結果的にそのドライバーが関係するプロセススクリプト(プロセス脚本)を強める、と言われています。

「急げ」のドライバーに駆り立てられ生きづらさを感じている方は、「ゆっくりしていいのですよ」と自分自身にアローワーを与えてあげましょう。
[ 2016/09/20 06:05 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析21(プロセス脚本)

①定年退職後、どうやって時間をすごしてよいかわからず、困っているAさん。

②子どもが皆独立し、ほっとしたのも束の間、空虚感に襲われてしまったBさん。

③第一志望の大学に入学したものの、やる気が起きず怠惰な毎日を送るCさん。

このように、時間の流れの中のある特定の時点まで到達した途端に、そこから先の生き方が見えなくなってしまうというものを、「結末のない」脚本と言います。
自分の生き方のお芝居の脚本のページが、ある時点で突然なくなってしまって、どうしたらよいのか困ってしまう。やがて、次の目標を立て空虚感から持ち直すけれども、その目標の到達地点に着いてしまったら、またどうしてよいかわからなくなってしまう・・・

このプロセススクリプト(プロセス脚本)も、「他人を喜ばせよ」のドライバーと「完全であれ」のドライバーに関係します。前回お話しした「もう一歩のところで・タイプ2」よりも、この2つのドライバーが強く影響している、と言われます。

「他人を喜ばせよ」のドライバーに対して「自分を大切にしてもいいのですよ」、「完全であれ」のドライバーに対して「ありのままでいいのですよ」と、アローワーを与えていきましょう。
そして、「結末は自分で決められる」と認識して、短期にも長期にも自分の行動計画を自分で考え検討していく癖をつけましょう。

「結末は自分で好きなように描いていいんだ」という喜びを感じながら、「結末のない」脚本から脱却してください。


[ 2016/09/16 09:10 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析20(プロセス脚本)

昨日お話しした「もう一歩のところで・タイプ1」のプロセススクリプト(プロセス脚本)は、「もう少しで成し遂げられるのに結局は成し遂げられずに達成感を味わえない」という無意識の生き癖でした。
今日お話しする「もう一歩のところで・タイプ2」は、達成感を味わえないのは「タイプ1」と同じですが、「成し遂げても成し遂げても、達成感を味わえない」という無意識の生き癖です。

①「資格試験に合格したけれど、その上の資格も取らないといけないし、他にも取るべき資格はたくさんある。」と言うAさん。

②ダイエットで5キロ痩せることができたけれど、「まだまだ痩せないと…」と満足できないBさん。

③営業成績はいつもトップクラスにもかかわらず、「もっともっと頑張って、営業成績を上げないと…」と、睡眠時間を削って連日夜遅くまでサービス残業をしているCさん。

努力に努力を重ねて、実際に成功を得ているけれども、その成功を喜ぶことなく、次なる目標達成のために努力をし続ける・・・いくら成功しても、喜びも達成感も得られない・・・「もう一歩、私には頑張りが足りない」「私にはまだ何か欠けている」と常に心の中で自分を責めているのが特徴です。

「もう一歩のところで・タイプ2」は、「他人を喜ばせよ」と「完全であれ」のドライバーが強い人に多い脚本です。

物理的成功者であるだけでなく、心理的にも成功者になってください。喜び・達成感を味わえる人生を歩んでください。
そのために有効なのは、1つ成し遂げたらそのたびに自分の成功を祝うこと、「自分を大切にしてもいいのですよ」・「ありのままでいいのですよ」とアローワーを自分に与えていくこと、です。
[ 2016/09/14 09:58 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析19(プロセス脚本)

①就職試験を一次試験,二次試験と進むが、いつも最終試験で失敗して内定を逃してしまうAさん。

②留学のために準備を進めていたが、最後の最後に重大な手続きの不備があって、留学のチャンスを逃してしまったBさん。

③入賞することを目標にイラストを丁寧に描き込んできたが、あと少しで完成するというところで、描くのをやめてしまったCさん。

世の中には、自分の力だけではどうにもならないこともあり、もしかしたら、Aさん・Bさん・Cさんに起こった出来事も、そうした「運」によるものなのかもしれません。けれど、もし、似たようなことが一度だけでなく繰り返し起こるとしたら、「運」とばかりは言っていられませんね。

交流分析では、このような場合、プロセススクリプト(プロセス脚本)の「もう一歩のところで・タイプ1」を演じている、と考えます。
「いつも、もう一歩のところで成功するはずだったのに、その機会を逃してしまう」無意識の生き癖です。

「もう一歩のところで・タイプ1」の脚本から抜け出すためには、まず、この脚本を持っていることに気づくこと。そして、「自分はこの脚本に従わなくても生きていくことができる」と、強固な意志を持って、最後までやり遂げること。
また、この脚本は、「他人を喜ばせよ」のドライバーと「一生懸命やれ」のドライバーが強い人にありがちなので、「自分を大切にしてもいいのですよ」・「それをしさえすればいいのですよ」とアローワーを自分自身に与えていくことも大切です。

「タイプ1というからには、タイプ2もあるの?」と気になっていると思いますが、ごめんなさい、それはまた明日お話ししますね。
[ 2016/09/13 09:58 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。
(現在、平日の月・水・金曜日に記事を書いています)


ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

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