FC2ブログ

脚本分析 5

自分の無意識の人生計画である人生脚本を分析していくとき、過去を振り返ることになるので、非常な心の痛みを感じることもあるかもしれません。
カウンセリングで取り組んでいくときには、心の痛みにじっくり寄り添い癒しながら進めていきますが、今回はホームワークという形での取り組みになります。また、坂田カウンセリングオフィスは今週末から2週間夏休みを頂きます。
そこで、ご自身で取り組んでいただく際の、留意点を以下に挙げますので、よろしくお願いします。

《ご自身で脚本分析に取り組む際の留意点》

無理をしない。
過去の苦しみ・悲しみに取り込まれてしまいそうだという不安や予感があるときは、取り組まない。

今現在の自分を強く意識する。
これまでの人生脚本に気づき、もっと自分らしく幸せに生きたいという願いを持って、新しい人生脚本を書くんだ、という今現在の自分の意志と感情を強く意識する。

過去の自分をいたわる。
決して過去の自分を責めず、あの時はそうしたんだな、という事実だけ見る。
また、あの時の状況や自分を考えると、自分があの行動をとったのはやむを得ないことだったのかもしれない、と考える。
生きづらい脚本の中で今まで生きのびてきた自分の労をいたわる。

未来の自分をイメージする。
より自分らしく自分が満足できる生き方をしている自分を、できるだけ具体的に思い描く。
[ 2016/08/02 09:28 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

脚本分析 4

これまで3つのワークをご紹介しました。
少し解説をしながら振り返っていきましょう。

まず3つのワークともに、投影という人間の心の仕組みを利用しています。
自分の心を外界の対象物に映し出す、というのが投影です。
心理検査でも投影を利用したものがたくさんあります。インクのしみが何に見えますか?という有名なロールシャッハテストも投影を利用した心理検査です。
自分の意識が入り込みやすいと、自分に都合の良いように反応を変化させたり、抵抗がはたらいて反応すること自体を拒否したり、ということが起こりがちです。投影を用いると、そういった意識の介入が比較的起こりにくいので、結果、とても素直な心や自分でもびっくりするような心の奥深くからの声が出てきやすいのです。

素直な心、自分でもびっくりするような心の奥深くからの声。それらにあなたは出会えましたか?

一人では怖くて反応を閉ざしてしまった方もいらっしゃると思います。
本来は、カウンセラーと一緒にゆっくり安心できる状態で行っていくものなので、今回のワークでは何にも出会うことができなかったとしても、落胆しないでくださいね。むしろ、あなたには自分を守ろうとする正常な心がはたらいている、ということですよ。

素直な心、自分でもびっくりすような心の奥深くからの声、に出会えたというあなた。
パソコンを通してでしかまだお会いしていない私を信頼してくださって、ありがとうございました。

さて、素直な心、自分でもびっくりするような心の奥深くからの声、といっても、それがあなたの全てではもちろんありません。
ただ、あなたの心の一部分ではあります。

自分の人生ではなく誰かの人生に思いを馳せて、消しゴムや玄関マットやワインセラーなどに感情移入したんだ、という場合でも、そこには、あなたの人生に対する価値観や感情が入り込んでいます。
どんな価値観、感情を、あなたは人生に対してお持ちでしょうか?もう一度、じっくり振り返ってみてください。

2つめのワークでは、子どもの頃と今現在のあなたの好きな物語・嫌いな物語を挙げていただきました。
ここにも、あなたの人生に対する価値観や感情が見え隠れしています。

昔と今で、好きな物語・嫌いな物語に何か共通点があると気づいたあなた。
その共通点は何ですか?
苦労に苦労を重ねて最後はハッピーエンド、人から裏切られることの連続、人のために頑張るのに理解されずに孤独に終わる・・・
その共通点をじっくり考えていくと、そこにあなたの人生に対する思い(人生とはこんな感じ、という思い込み。自分はこんなふうにしか生きられない、という思い込み)が見えてくるでしょう。

また、自分にはない人生だから、という理由で、好きな物語を選んだ方もいらっしゃるでしょう。
そこから考えてほしいのは、あなたはその物語にあるどのような生き方に心惹かれているのか、ということ。その生き方は、自分には本当に無理なのかどうか、ということ。あなたがその物語を選んだということは、あなたの心の中に、それを良しとする心が存在するということで、それは、前に「イメージの力」(7/21)でお話ししたように、良いものをイメージできるということは実際にそうなれる可能性を持っているということですよ。

昔と今で、物語の嗜好が大きく変化したということに気づいたあなた。
その変化は、何によるものですか?
年齢とともに興味関心が移ってきたから?何か心の中で大きな出来事があって変化した?それは、いつ、どんな出来事で、どんなことをあなたはそのときに思ったのでしょう?

物語というより登場人物に心惹かれてその物語を選んだというあなた。
その人物の何に心惹かれているのでしょう?

3つめのワークでは、歴史上の人物の年表を作っていただきました。
その年表を見て、気づくことはありませんか?
あなたのこれまでの生き方に重なる所がありますか?自分もこうあれたらという憧れは何でしょうか?

明日からは、より具体的に、自分の人生の脚本を分析し、書きかえていくお手伝いをしたいと思います。
[ 2016/08/01 12:20 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めました。よろしくお願いします。



ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

検索フォーム
カテゴリ