ラケット感情1

人生態度の第2の立場第3の立場第4の立場それぞれに、馴染み深い感情「ラケット感情」があることはお話ししました。
今日からは、その「ラケット感情」について、お話ししたいと思います。

交流分析では、感情を、「本物の感情(真実の感情)」と「ラケット感情」とに分けて考えます。

「本物の感情(真実の感情)」とは、今ここで役立つ感情で、「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐れ」の4つです。

「喜び」は、今この時の生を謳歌する
「怒り」は、今現在の自分に対する不当な出来事から自分を守る
「悲しみ」は、過去の出来事に区切りをつける
「恐れ」は、未来の自分を害する出来事から自分を守る

これら「本物の感情」は、元々は、自然に感じ、表出していた感情です。
ところが、親等との関わりの中で、「本物の感情」を表出してはいけないのだと感じ、素直に表出することをやめてしまい、抑圧してしまっていることがあります。
そして、その「本物の感情」の代わりに表出するようになったのが、「ラケット感情」です。
「代理の感情」「偽物の感情」とも呼ばれる所以です。

そして、残念なことに、「ラケット感情」は、「本物の感情」とは異なり、成人の問題解決の方法としては不適切で役に立たない感情なのです。
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[ 2017/05/26 12:37 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

人生態度10

第1の立場(I+、U+)が理想ですが、私たちは生身の人間です。
いつもいつも理想の立場に居られるわけではありませんし、そうでなければならないということもありません。
憂鬱な気持ち、苛立たしい思い、何もかも投げ出し消えてしまいたいと思うこと・・・等々、人間なので、色々な感情を感じて当然ですし、そこにこそ生きることの奥深さがあるのだと思います。
問題となるのは、無意識のまま、馴染みの立場(基本的構え)に固執し、馴染みの行動・態度・感情にしがみついている時です。
馴染みの立場に居る時、私たちは、今ここでの心の働きであるAの自我状態を使わずに、人生脚本に沿った行動・態度・感情に囚われてしまっています。
そのことにまず気づきましょう。
その気づきの合図となるのが、いつもの馴染み深い行動であり、態度であり、感情です。
「またいつもの行動パターン、態度にハマっている。いつものラケット感情に陥っている」と気づいたなら、そこにいつまでもしがみついている必要はないのです。
自分の行きたい人生態度の立場に行ってよいのです。
もちろん、徹底的に、馴染みの脚本の立場に居座り続ける、という選択も可能です。
いずれにしても、無意識のまま脚本の立場に居続けてしまった今までとは、違います。
過去に作り上げた自分を縛る脚本のまま生きるのではなく、今ここで自己選択して生きること。
先に紹介した4つの立場の特徴、特に具体的な行動・態度・感情を、その参考にしていただければ幸いです。
[ 2017/05/24 16:29 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

人生態度9

ここまで4つの立場について見てきました。
さて、あなたは、どの立場に居ることが多いでしょうか?

それを視覚的に捉えるためのツールとして、「フランクリン・アーンストのOK牧場」があります。


☆フランクリン・アーンストのOK牧場

横軸に 「I am OK(I +)」(右)と「I am Not OK(I-)」(左) をとる。
縦軸に 「You are OK(U+)」(上)と「You are Not OK(U-)」(下) をとる。
4つに仕切られたうちの、
右上の領域が「第1の立場(I+、U+)」、
左上の領域が「第2の立場(I-、U+)」、
右下の領域が「第3の立場(I+、U-)」、
左下の領域が「第4の立場(I-、U-)」となる。

この図が、「牧場のように見える」とのことで、「OK牧場」と名付けられたそうです。
これを見ながら、自分が4つの立場をどのように移動しているか、を考えます。

さらに、直観で、自分がどの立場にどのくらいの割合で居るかを、各領域にまたがる楕円形で記すものを、「牧場グラム」と言います。

頭の中で考えるだけでなく図示することで気づきを深めるのが、交流分析の特徴ですが、「OK牧場」「牧場グラム」も、そうですね。

ただ、直観で描くのは難しいと感じる方も大勢いらっしゃるでしょう。
そこで、デュセイのエゴグラムからエゴグラム・テストが開発されてきたように、人生態度についても、フランクリン・アーンストのOK牧場をもとに、「OKグラム」というテスト形式のものが作られています。

[ 2017/05/23 11:38 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

人生態度8

交流分析「人生態度」の4つの立場について、もう少し詳しく見ていきましょう。
今日 取り上げるのは、「第4の立場」です。


☆ 「第4の立場」

「私はOKでない、あなたもOKでない」
(「I am Not OK, You are Not OK」)
(「I -、U-」)
(「自己否定、他者否定」)

自分自身のことも他者のことも、「価値が無い」「美しくない」「能力が無い」など否定的に価値づけている。

自分・他者を「基本的に信じることができない」と思っている。

この立場に居る時の具体的行動は、「自閉」「拒絶」など。

この立場に居る時の態度は、「反抗的」「自暴自棄」など。

この立場に居る時のラケット感情(馴染み深い悪感情、偽物の感情/後日解説します)は、「絶望感」「恐怖」「見捨てられた気持ち」「孤独感」「焦り」「落胆」「虚無感」「疲労感」など。


♡ あなたが「第4の立場」に居たのは、どんな時でしたか?
  一日の中で、ここ一週間で、またこれまでの人生の中で、どのくらい「第4の立場」に居たでしょうか?
[ 2017/05/22 11:18 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

人生態度7

交流分析「人生態度」の4つの立場について、もう少し詳しく見ていきましょう。
今日 取り上げるのは、「第3の立場」です。


☆ 「第3の立場」

「私はOKである、あなたはOKでない」
(「I am OK, You are Not OK」)
(「I+、U-」)
(「自己肯定、他者否定」)

自分自身のことは、「価値がある」「美しい」「能力がある」など肯定的に価値づけているが、他者のことは、「価値が無い」「美しくない」「能力が無い」など否定的に価値づけている。

自分のことは「基本的に信じることができる」と思えているが、他者のことは「基本的に信じることができない」と思っている。

この立場に居る時の具体的行動は、「非難」「支配」など。

この立場に居る時の態度は、「攻撃的」「排他的」「独善的」など。

この立場に居る時のラケット感情(馴染み深い悪感情、偽物の感情/後日解説します)は、「イライラ」「癇癪」「憤り」「義務感」「優越感」「嫌悪感」「疑い」「恨み」など。


♡ あなたが「第3の立場」に居たのは、どんな時でしたか?
  一日の中で、ここ一週間で、またこれまでの人生の中で、どのくらい「第3の立場」に居たでしょうか?
[ 2017/05/19 10:35 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)

Author:坂田カウンセリングオフィス(坂田和代)
東京・大阪でのメンタルクリニック・専門学校相談室・NPOカウンセリングルームのカウンセラーを経て、2016年4月兵庫県姫路市で「坂田カウンセリングオフィス」を開業しました。文明の利器にはめっぽう弱いというセルフイメージに打克つべくブログを始めます。よろしくお願いします。
(現在、木曜日以外の平日に記事を書いています)


ホームページはこちらです⇒http://sakatacounsel.web.fc2.com/          (右側「リンク」から入れます)

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